コロナ後遺症の緩和

コロナ後遺症とはコロナ感染症が治癒した後も、その症状が継続すると言うものです。症状としては倦怠感、気分の落ち込み、息切れ、動悸、味覚・嗅覚障害、筋肉・関節痛、脱毛と多岐に渡り、約50%の人が辛いコロナ後遺症に悩まされていると言われます。(日本呼吸器学会報告)
 しかし治療のエビデンスが確立されていないので、現状では休養を取りつつ対症療法で自然治癒を待つという形になっています。後遺症の方によると回復には時間が掛かるようで、ネットでもその辛さが多数アップされています。

●後遺症についての学会の対応策は次のようなものです。

●頻度の多い疲労感については不明。治療法は未確立。
●呼吸困難については早期の呼吸器リハビリが有効。
●呼吸筋力低下以外にもリハビリが有用。
●心療内科も含めた精神的なケアも必要。
●これらの症状は新型コロナ以外にも生じうる点にも注意。

要するに、動悸、息切れ、不整脈などの症状があれば病院を引き続き受診し、筋肉痛や関節痛などの障害があればリハビリをし、そして倦怠感やうつなどの気分障害があれば心療内科を受診して下さいという事です。

●原因不明でも治療できる漢方
ただ放って置いて自然に回復すると言っても、日常生活のQOLが極端に落ちて何カ月も社会生活が出来ないというのは問題ですよね。漢方では例え原因が判らなくても治療が出来ます。それは同じ症状や痛みでも作用する機序が西洋医薬と違うため、(例え原因が解らなくても)漢方的診断で治療ができるからです。もちろん漢方も万能ではありませんが、QOLが低下して日常生活に困難を感じて居られるならば、一度試してみてはいかがでしょうか漢方は病院治療と併用しても特に問題ありません。

●数回の施術で結果が判る
漢方の一派である指圧も「経絡」を使うことで本格的な漢方治療ができます。あまり知られていませんが、これまでコロナウィルスに酷似したインフルエンザでも施術で症状を軽減して来ました。もちろんコロナ感染症は指圧にとっても未知な分野ですが、指圧治療(正確には経絡治療)はできます。気になる施術による副作用や副反応などもありません。

●指圧のメリットは次のようなものです。

●病院の治療と併用しても問題はない。
●原因不明の症状でも指圧治療ができる。
●経絡を使った漢方治療は病気を選ばない。
●5回程度の施術で良否の見通しがつく。
●体力が低下していても施術は可能。
●副作用や副反応の心配がない。

綺麗な文句ばかり並んでいるようですが、言い換えると「体にソフトに作用する」という事です。それゆえ効果も薬剤のようにスパッと効くわけではなく、少しずつ無理なく効いて行きます。体力の低下している方でも受けられると言うのもここに理由があります。
 指圧の受け方ですが、指圧というのは5回程度継続して受療しますとある程度の結果が出てきます。その時点で効果が出れば施術を継続され、また結果が良くなければ施術を中止すれば良いでしょう。治療の間隔は最初の5回までは1~2週間に1回のペースで、その後は月に1回程度のペースが標準的です。

●プライバシーに配慮した治療室
当治療室ではこれまでの医療的な施術経験から、コロナ後遺症にも積極的に取り組み、利用者の方々の苦痛を取り除くために努力致します。また施術中は漢方のお話もして行きます。それは漢方を理解された方が治りが早いからです。5回施術を受けたあとは、漢方の知識もそれなりになっているはずです。その知識があれば予後の判定も自分で出来るようになります。

施術室はプライバシーに配慮し、常に一人部屋になっています。他の方と顔を合わす心配はありません。安心して指圧を受けて戴けます。

●当治療室の活動について…

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