指圧への想い

指圧への想い

●つらい病気を体験して… 
 誰でも病気は嫌なものです。しかし元気な時はその有難さは分かりません。私も同様でした。しかし大学入学後に体を壊し、精神的にも肉体的にもツラい時期を過ごしました。病院にも通い、自分自身でも健康法を試みましたが効果はありませんでした。今で言うところの心身症でしたが、この時ほど普通に生活できる事の有りがたさを感じた事はありません。普通に食べて、屈託なく笑い生活する…。そんな当たり前の生活が大切である事がじみじみ感じられました。悪戦苦闘しながら辿り着いた道が経絡指圧です。指圧を受けるようになって、体力も徐々に回復して来たのです。

●指圧は私の天職です
 私は子供の頃から指圧に親しむ環境の中で育ちました。そして20才のとき東京・上野の医王会指圧センターにて、経絡指圧の創始者・増永静人先生より経絡指圧の専門教育を受け、以来40年、指圧のエキスパートとして活動しています。今は指圧は私の天職だと思っています。
 私は過去にツラい病気の体験をしています。ですから指圧治療に来られた方には、その方の味方になってその悩みに全力で対応させて戴こうと思っています。当たり前の生活を取戻し、屈託のない笑顔を取り戻してもらうこと…。それが私の指圧師としての使命です。病気を治し、健康を取り戻すのに何も難しい理屈は要りません。ただ全力で尽くして努力するのみだと自分自身に言い聞かせ励んでいます。

指圧を始めたきっかけは何だったのですか
 私が指圧を知ったのは中学生の時です。覚えたきっかけは母親の肩こりです。見よう見真似の指圧だったのですが、とても喜んでくれたのです。それで指圧に興味を持ち、学生時代はずっと請われるまま指圧をしていました。ただ当時は書籍に書いてあるツボを、力任せに指圧をしていただけで、物足りなさも感じていました。ところが大学生の時に、偶然大学の近くに指圧研究所がある事を知り、そのセミナーに参加してみたのです。これが今行っている「経絡指圧」との出会いでした。

●指圧を覚えて感動したそうですね
 経絡指圧の練習は受講生同士が組み合って練習するのですが、腕試しのつもりで近所のおばさんの肩こりに試してみました。するとこれまで力いっぱい押しても効かなかった肩こりが、「経絡」を使うと「パッと変わった」と言うのです。他の人に試しても「よく効く。とてもラクになるた」と言います。更に今まで指圧経験のないトラブルにも「よくなった。変わったよ」と言うのです。若い自分には、もう感動ものです。このような事実を目の当たりにし、「この指圧を本格的にやろう」と思ったわけです。その後、大学を卒業して6年目に資格を取り指圧師として開業しました。

●女性におすすめの理由は…
 従来の指圧の技術に漢方の考えを織り込む事で、これまで「肩こり」程度のニーズだったものが、その適応範囲がグッと広がります。しかも体力に応じて自由に施術が加減できて、しかも副作用がありません。安心して受ける事ができます。とくに女性には独特のトラブルや悩みがありますが、指圧はその状態に応じて施術が出来ます。また女性は一般に健康意識が高いので、効果が出るまで継続してくれます。これが指圧の効果を高める要因になっていると思います。このような事から働く女性の健康管理には自信をもっておすすめできます。