今年はインフルエンザが例年以上に猛威を振るっているそうです。確かに私の周囲でもこの正月前後にインフルエンザに罹ったという人が結構いました。皆さんの周りはいかがでしょうか。

さて年末に私の両親もインフルエンザに罹ったわけですが、父親のインフルエンザは予後が良くありませんでした。咳が取れないのです。熱が治まってから一週間は過ぎていましたので多少安心はしていたのですが本人は咳で寝ていました。
インフルエンザでも、まずお腹を診る…
結構激しく咳き込んでいましたので、まずお腹を診てみました。診ると比較的フワフワで病人のお腹ではありません。ただ両腕が固く強張っています。そこでうつ伏せにして背中を丁寧に時間をかけて指圧を行い背部の緊張を取りました。つぎに仰向けにして下肢の指圧を軽く流すように行います。最後に固く強張っている腕を丁寧に指先まで把握圧します。再びお腹に戻るとお腹は更にふわふわになっていました。時間にして一時間程度指圧したと思います。
これなら程なく回復するかも知れない…。そう母親にコメントして帰ったのですが、2~3日後に電話してみると翌日には咳が止まっていたそうです。
三焦経から出た咳で、漢方的には「三焦実」の証で風邪の末期に出る証です。
ただ本人は病院からもらった薬が効いたと言っていたそうです…。