コロナ自粛のストレスから不定愁訴…。その対策は

 コロナ禍が長引くに連れて、段々生活がマンネリになって来ませんか。それまで毎日規則正しいリズムで過ごしていたのが、緊急事態宣言が出て外出自粛となり、また飲食店の営業短縮や相次ぐクラスターの報告でくさくさしている方も多いでしょう。日本は欧州や中国と異なり、緩やかな政策で規制をしているので、極端なストレスはないと思います。しかしこれも長引きますと、ストレス疲れが蓄積して行きます。その対策を考えてみました。

 

まずストレスとは何なのか…

 ストレスという言葉は日常語になっていて、私たちは何の気なしに使っています。しかしストレスとはどう言うものかと問われますと「強いショック」くらいにしか頭に浮かばないのではないでしょうか。確かにそうですが、でも私たちの日常にそうそう強いショックが頻繁にあるわけではありません。

小さな刺激も「ストレス」になる…

 調べてみますとストレスというのは「気持ちの中に『気になる事柄』が長く続く状態」だとある書物に記載されていました。ここで「気になる事柄」とは嫌なことだけでなく、楽しい事柄も含まれるそうです。そして強さに関係なく、その想いが長く続くとストレスになると言うことです。「少し嫌な想い」などは多少続いても、その刺激に慣れてしまって表面上は忘れてしまう事はよくあります。しかし体はストレス(または負担)として継続しているわけです。そしてそれが体の底でじわじわと負担を拡げ、やがて体への負担が体力を上回り、そのバランスを崩し始めると体調不良が発生するのでしょう。
ストレスとして刺激が持続されると、その症状は弱いところに出ます。人によって目まいがしたり気鬱になったり、また体が重くなったりだるくなったり、またドキドキしたり、夜の眠りが浅くなったりと病気でない病気、つまり「不定愁訴」がでるわけです。

ストレスから不定愁訴に発展…

 コロナも長期化すると「自粛慣れ」して、初期の緊張が薄れます。つまり不快な自粛もそれなりに気にならなくなって来ます。それが今でしょう。でも不快なものは不快です。からだはちゃんと知っていますから負担に思っているんですよね。それが今、変な症状(不定愁訴)として現れているのではと思います。皆さんは大丈夫でしょうか。「俺は大丈夫」と言っても、人間の体力は皆同じようなもので無理は禁物です。関連記事も読んでみて下さい。

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それで対策はないの…?

 では対策です。まず第一は肉体面からのアプローチ。ストレスが高じて諸症状が出て来た(たとえばイライラ、ダルい、やる気が起きない…)ときは、必ず体が緊張しているものです。つまりコリや張りがあるのです。まずこれを弛めることです。体操でも運動でもいいでしょう。注意すべき点は弛めるための運動なので、過激にしないこと。ゆるゆると弱めに行うと良いでしょう。

 第二のアプローチは心理面からのアプローチ。ストレスの順序は「精神的ショックや負担」⇒「諸症状の発生」のルートを取ります。ですから心理的なセルフケアをすることは、かなりの効果があると思われます。具体的には自律訓練法という特殊な方法もありますが、日常的に簡単に実行できることは「できるかぎり良い方にモノを捉える」「消極的な言葉を発しない」「暗くなるような情報(番組やネット)にアクセスしない」などがあります。中でも「言葉」は有効で、自分に向って、優しくなだめるように「良い言葉がけ」をするのです。

指圧はストレス解消に役立つ…

 では指圧でストレスを軽減する方法はないのでしょうか。実は東洋医学ではストレスを始め、心の状態を総括的に扱っているのです。具体的に言うと、ストレスによる心の状態が各経絡の状態として把握できるのです。逆にいうと経絡の状態を調べれば、どんなストレスが加わっていて、今どんな気持ちになっているかが判ります。例えば、イライラしていたとします。その時、経絡をチェックしてみて「胆経」に反応が出ていたとすれば、ごりごり仕事に追われて疲れた。その反動でイライラしていると判ります。また「大腸経」に反応が出ていれば、人間関係で腹立たしい事が重なり、その不満を抑えきれず「爆発しそうだ」とのイライラになります。イライラは和らげる事が大切ですよね。

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ではその対策ですが、反応している経絡の状態を、普通の状態に戻してあげればいいだけです。分かり易く言うと、反応している経絡にはコリや圧痛がありますので、そのコリや圧痛を消してあげれば経絡は普通の状態に戻ります。するとイライラしていた精神状態が鎮まってくるのです。治療室に入る前まではイライラして落ち着かない人が、施術を終わると落ち着いてしまうのは、実はこのような事情によるものです。また経絡を正す事により、自律神経の状態がノーマルになりますので健康管理上も大変有効なのです。

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まとめ

 ストレスと言うのは、瞬間的な強いショックばかりではありません。小さな刺激でもそれが継続されると立派にストレスとなります。むしろ現代ではこのようなストレスの方が多いと思われます。小さなストレスはその刺激な小さいために、意識に残らず放置される事が多いですが、放置するとそれが溜まって体調不良が起こる原因にもなります。ストレスの害を回避するには各自のストレス解消の実施や、また心に向って良い言葉がけをする「暗示アプローチ」も大変有効な方法です。

指圧の場合は直接「経絡」にアプローチして、その状態を平常の状態に戻します。するとそれまで抱えていたストレスによる攻撃的な気持ちが鎮まって来ます。

 


≪当会の沿革≫ 経絡指圧普及会・池袋治療室
 当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。特に治療では、古来から伝わる漢方式の施術を実践し、利用者の皆さんの体の不調を治す指圧を実践しています。
 平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。

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