ツボや経絡を圧して、疲労やストレスを取る方法

先日葬儀に出ました。この年齢になると結構多いですよね。今回は執行者側だったのですが、少し疲れました。この種の疲労は気疲れや精神的な疲れが主ですが、帰宅後に指圧をしてみると、ツボの反応として眠りを司る『腎』のツボと、我慢を抑えて頑張った時に現れる『小腸』のツボが顕著に現れていました。確かに当日は睡眠不足の上、一連の式典を滞りなく進行させねばの気持ちもありました。このような疲労やストレスに見舞われると、どこのツボや経絡が歪むのか。その解消法などを説明します。
 

疲れやストレスで現れるツボは…

漢方の場合、疲れそのものと言うより、疲れた時に出る「症状」に合わせてツボが現れる事が多いです。例えばデスクワークでパソコンの使い過ぎで目が疲れてしまった。このような時は、眼を司る「胆経」のツボが出ます。また慣れない人間関係で周囲に気を使って疲れた時は「三焦経」のツボが。また残業続きで肉体的に疲労した時は「肝経」のツボが、更にそれが疲労困憊になると「腎経」のツボが出たりします。
 

現代人の疲れの傾向は…

現代人は肉体的な疲労より、むしろ精神的な疲れ、ストレスによる疲れが多いです。この疲れは自律神経を不安定にする事から「腎経」や「膀胱経」のツボがよく出ます。「腎経」や「膀胱経」は「肝経」と合わさって出ると、精神的に疲労困憊状態と観る事ができます。つまりストレスで疲れてグッタリしていると言うイメージです。「肝経」の代わりに「胆経」が出ると、眼の使い過ぎで疲れてグッタリしている…となります。私たち指圧師が観る時は、ツボ(または経絡)の反応から逆読みして、その人の状態を判断するわけです。
 

ツボを治すと、症状も治る…

このように「症状」が出ると、それに関わった「ツボ」が現れます。漢方では「症状」そのものに手を下すのではなく、現れた「ツボ」に手を下すのです。それは「ツボ」を治せば「症状」も治ると言う原理があるからです。先の例で言いますと、パソコンの使い過ぎで眼が疲れると胆経のツボに反応が出ます。この症状を取るためには眼ではなく、胆経のツボに刺激を与えるのです。するとツボの刺激が眼に伝わって、眼に起こった症状が軽快したり治ってしまうのです。これは水面下で起こる現象なので本人には分かりません。しばらくしてから「あれ、眼の調子がいい…」と気がつくのです。

ヒビく所が…そこがツボです

一般にツボというのは体の表面に何百とあって、適当に触ってもツボに当たります。ですが冒頭でも説明したように、効くツボとなると違います。ツボの簡単な見つけ方は、まず自分の体を親指で押してみる事です。どこを圧すのかと言うと「窪み」のある部分を狙って下さい。例えば筋肉と筋肉の間とか骨の窪んだところとか、とにかく窪んだところにツボがあるのです。その場所が見つかったら親指でゆっくりと、強く圧してみて下さい。そこがツボでしたらひびくような「ズーン」とした痛みが出るはずです。一方、ツボでないところは、いくら圧しても「ズーン」としたひびきはありません。こんな感じでツボに対するセンスを養うと良いでしょう。それが分かったら、今度は他の人を圧してみるのです。その人が「ズーンと響いた…」と言えば、そこがツボです。そしてしばらく圧していると、段々とヒビキが消えて行きます。それに合わせて症状も軽減して行くはずです。

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まとめ

ツボや経絡というのは、症状が現れた時に強く出るものです。そして症状に合わせて出るツボや経絡には、ある傾向があります。例えば肩こりには「肩井」、痔には「百会」、便秘には「合谷」と言った具合です。そして症状はこのツボを刺激する事で改善・解消させる事ができるのです。ツボの感覚とは、押してみて「ズーン」とひびくのが特徴です。まず自分の体を圧してその感覚を掴み、そしてストレスで疲れた人の体を圧してみると良いでしょう。そこがツボならズーンとヒビクので教えてもらい指圧してみます。症状が軽くなったり取れてくると、ツボのヒビキも弱くなり消えて行きます。

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☆当会の沿革☆
当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。
経絡指圧普及会:℡.03-3985-1060、 メールでの問合せ
 
 
 
 
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