病気知らずは不健康・健康な人は少し体が弱い

これは自分が昔先生から言われた事なのですが「人間は少し弱いくらいでいいのだ…」と言われた事があります。普段から病気知らずで、現役バリバリで仕事に当たっている先生だったので意外でした。しかし、これはどういう意味でしょうか。

 

疲れ知らずの弊害…

これは

体力があると、自分の健康を過信してつい無理をして働きすぎになる。その結果短命になりやすい。しかし体力がないと普段からトラブルが多いので、無理ができません。その結果長生きする。

と言うものです。

だから「人間は少し弱いくらいでいい」となるんですね。

 

確かに見回してみると、エネルギッシュで疲れ知らず、タフで無理が利く人は突然大病をする事が多いですね。

一方で普段あちこちトラブルを訴えてる人は、言っているわりには大病で入院することはないです。

つまり無理をしない(出来ない)ので、大きな病気にはならないと言うことでしょう。

一方、疲れ知らずでガンガンやるとブレーキが利かなくなります。

そして疲れても疲れを感じない体になる。これは世間では良い意味に捉えられていますが、これは鈍感になったという事です。

鈍感だから疲れが分からない。

だからもっとやる…。

やがて上限を超えて突然体が悲鳴を上げて壊れ始める。

それが「大病」という事です。社会では元気やタフさが求められますが、程度問題ですよね。

 

細く長く生きる…が良いか

では無理をしないで長く生きるのはどうか。

言い換えると細く長く生きる…という事でしょう。

私を含め無理が利かない人は多いです。

確かに大病こそしませんが、「あっちがおかしい。ここが変だ」という神経過敏な傾向で毎日を生きるのは結構ストレスでもあります。

そんな状態を我慢しつつ「長生きできるよ」と言われても複雑な気分です。

どうせ生きるなら「太く長く」が一番ですよね。

では「太く長く」生きるにはどうしたら良いのでしょうか。

 

「養生」と「鍛錬」が大切…

結論から言うと「養生」と「鍛錬」を日常生活の中に組み込むことです。

「養生」とは疲れた心身を休め、そして補修をして体力を補うことで、「鍛錬」とは自分の体力の範囲内で心身を鍛え、実社会での適応能力を高め維持することです。

現代社会は無理を強いる生活です。

ですから常に疲労や消耗があります。

まずこれを補う必要があります。

これを補うのが「養生」です。

養生とは病気の時だけでなく、からだを休ませてチャージする事です。

しかし休ませているだけでは、からだは「なまって」しまいます。

適度に鍛え訓練して活動力を維持するのが「鍛錬」です。

このような養生と鍛錬を日常生活に少し組み込む事で、疲れも少ない活動的なからだができるはずです。

忙しいあなたでも、必ずできます。

さあ明日とは言わず、今日からでも実践してみませんか。

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≪当会の沿革≫ 経絡指圧普及会・池袋治療室
当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。特に治療では、古来から伝わる漢方式の施術を実践し、利用者の皆さんの体の不調を治す指圧を実践しています。
平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。
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