コロナ禍・気づまりが続いて体調不良に…

 何かと気ぜわしい毎日が続きます。皆さまの中には公私ともにバタバタと気ぜわしい日々を過ごしている方も多いと思います。単に気ぜわしいだけでなく、精神的に逼迫するような事も多いでしょう。これが一過性のものなら良いのですが、現在のコロナ禍のように数か月に及ぶとなれば問題です。このような気づまりが重なるとどうなるのか。その症状と対策を考えてみました。

「気づまり」は体を緊張させる…

精神的にひっ迫して気づまりが重なると、心身共に緊張して体が固くなります。

すると気持ちも消極的になり、そして様々な不定愁訴も起こって来るんです。よく起こるのが耳鳴りとかチック。不意に起こります。

また頭の中に余計な考えが浮かんで、夜眠れなくなったりします。

こうなると交感神経が鎮まらず、緊張で体の固さが残ることになります。

皆さんも経験があると思いますが、眠った割には朝グッタリしていた経験はありませんか。

これは本来夜間にリラックスするところ、神経の興奮で充分リラックスできずに朝を迎えたからなんです。こんな日は一日中、調子が悪いですよね。

試しに首や腰を動かしてみると、何となくギクシャクするような動きがあったり、筋肉に張りを感じたりするものです。これらは緊張で体が固くなったからなんです。


「気づまり」で神経の興奮が取れない…

気づまりは交感神経を興奮させます。交感神経は活動性の神経なので、心臓や筋肉を興奮せる働きがあるんですね。

日中は社会活動をする時間なので、心臓や筋肉などは充分に働いてもらわないと困ります。ですから交感神経を興奮させて活動的になるんですね。

しかし夕方以降は休息の時間です。

充分働いた心臓や筋肉などを休ませなくてはなりません。しかし気づまりがあると、交感神経の興奮が十分に取れず、少しずつ興奮が続く状態になるんです。

この気づまりが毎日続いたとしたら。また何か月も続いたとしたら…。

もうお分かりですよね。「何か変だな…」と、体調の変化を感じるようになるんです。

気づまりが少しずつ、神経を興奮させてしまうんです。

対策は神経を鎮めてリラックス…

対策は「興奮」した交感神経を鎮めてリラックスする事です。ここまでは皆さん、よく理解できると思います。でもそう簡単には行かないよ…と言う事も知っていますよね。

ではどうすれば良いのか。

この様な時は指圧もモチロン有効なのですが、日常生活でも体の緊張を弛めるための簡単なストレッチ、気分の鬱積を解消するために他人とおしゃべり、ショッピングに出たりするのが有効です。

人間の体とはよく出来たもので、ストレスの限界線に来ると、必ず愁訴(病気とは言えない症状)を出して教えてくれます。よく出来ています…。

自己暗示でリラックスする…

もう一つは、自分に言い聞かせてリラックスする方法です。つまり「自己暗示」ですね。これは試合前のスポーツ選手がよくやってますね。

高ぶった神経を「大丈夫。お前は練習は充分積んだ。だから負けないんだ」と、自分をお前と言って言い聞かせる。

これも暗示ですね。これは意外と効果があるんです。「言葉の魔力」とでも言いましょうか、一般人である私たちも多いに活用できます。

やり方は自分に向って、ポジティブな言葉を掛けるのがポイントです。

心が挫けそうな時に「お前、心が強いぞ」とか、気づまりな事を言わた時に「そんな言葉、気にならない」とポジティブな言葉で否定するんです。

心の中で呟く程度でいいんです。不思議なもので、やっていると相手の言葉に振り回されなくなります。

まとめ

気づまりは交感神経を刺激して、様々な体調不良の原因になります。解決法は興奮した神経を鎮めてリラックスすることです。

そのためには、普段から行っているリラックス法を実行したりするのが有効です。

とくに言葉による「自己暗示」は、自分に言い聞かせる事で興奮した神経を鎮めます。手軽で効果的な方法です。

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当会は昭和63年に東京・国分寺市にてプロ指圧師の再教育の場として発足いたしました。業務内容は仕事に使える「全身指圧」習得のための入門、初級、中級の各種講座の『セミナー運営』と施術室での『指圧治療』です。平成16年には活動の拠点を東京の池袋に移し、現在はインターネットやSNSで幅広く対応しながら、一方では設立の精神である「寺子屋」式にこだわり、人間臭いコミュニケーションを重視して経絡指圧の実践に努めています。
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