
はじめに
骨粗鬆症の方は、日本には1,000万人以上いると言われています。高齢化に伴って増加傾向にあります。とくに閉経後の女性に多い病気です。
骨は「再生」と「破壊」を繰り返しながら保っています。
そして何らかの原因でこの変化のバランスが崩れると、内部の骨が少なくなって、中がスカスカになってしまうのです。

これが骨粗鬆症の状態です。骨粗鬆症になると簡単な衝撃でも骨折しやすくなるので注意が必要です。
1) 骨粗鬆症の原因・症状
骨粗鬆症は閉経後の女性に多く見られる事から、女性ホルモンの減少と深いかかわりがあるのは間違いありません。
女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑えています。
しかし閉経後は女性ホルモンが急速に減少するので、骨のカルシウムの溶出を十分抑えきません。
すると内部がスカスカになるのです。
高齢者に多い理由…
骨量は40代がピークになり、その後徐々に低下して行きます。
60代になると3割の人が骨粗鬆症になると言われています。
とくに女性はその年代で閉経を迎えますので、そこで骨量が大きく低下するのです。
2) 骨粗鬆症の検査・治療
a. 検査は骨密度の測定
骨粗鬆症の検査はX線を使って調べます。

診断は若者の骨量を100%とした場合、現在の骨量が何%になるかで判断されます。
80%は要注意。70%になると骨粗鬆症と診断されます。
検査は各自治体の検診、保健所、医療機関(整形外科や内科)などで実施しています。
費用は保険適用の場合は1500円程度(3割負担)、公的な検診では無料の場合もあります。
またその他の検査として尿検査や血液検査なども行なわれる事もあります。
b. 治療は薬で骨量を確保
骨粗鬆症の治療は「骨密度の低下を抑えて骨折を防ぐ」ことが目的になります。
従って薬としては
・骨の吸収(減少)を抑える薬
・骨の増加を促進する薬
・その他補助的な薬
などです。
c. 薬を中断するとどうなる?
薬物治療を始めても、1年後には約5割の人が処方通りの服薬ができていないという報告があります。
それは当初の痛みが消えたり、骨密度の増加が思ったほど現れない等の理由のようです。
中断するとそれまで薬で増加していた骨量が、再び低下する方向へ傾くと言われます。
3) 骨粗鬆症を「骨叩き」で治す
骨粗鬆症は骨を叩くことで改善します。
それは骨に軽い振動や刺激を与えることで、骨の細胞が活性化されるからです。
骨叩きは骨粗鬆症や将来の寝たきり予防に効果的なのです。
1日1分~100回、ひざや太ももや腕をトントン・コツコツ叩くことを3~4ヶ月継続してみましょう。
骨は通常3~4ヶ月で入れ替わりますから骨が丈夫になるのです。
一例をイラストで示してみました。

【腕たたき】
片方の手で拳を作り、もう片方の腕を軽く叩きます。腕全体をまんべんなく叩きます。

【手の平たたき】
手の平のつけ根(手根)の部分を当てるように叩きます。肘を上げると前腕に刺激が伝わります。

【足踏み】
真っ直ぐに立って、軽く力入れて交互に足踏みをします。
それと同時にカルシウム豊富な食材、牛乳やヨーグルト、チーズ、小魚類、野菜などを摂ると良いでしょう。
ただ冷え症の人はサラダではなく根菜類や煮野菜、漬け物などに変えて、温めながら栄養分を摂取して下さい。

