50代女性の自律神経の乱れとは|指圧で整える方法

はじめに

私たちは、朝になると自然に目が覚め。夜になると自然に眠くなります。そして空腹になると自然に「お腹が減った」と感じ、喉が渇くと自然に「水が飲みたい」と感じます。これらは皆、ある器官の働きなのです。その働きとは何でしょうか。

自律神経とは

何も意識しなくても、全身の働きを調節している器官があります。それを自律神経と言います。

私たちが毎日、元気溌剌で過ごせるのは、この自律神経のお陰です。

この自律神経は私たちが生きて行くため、日夜休みなく働いて、私たちの健康を守っているのです。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。そしてそれぞれが全ての臓器に繋がっていて、各臓器をすべてコントロールしているのです。

1. 交感神経と副交感神経

その働きは、交感神経は昼間に働き体を興奮させて活動的にします。対して副交感神経は夜間に働き、疲れた体をリラックスさせ休息させるのです。

この2つの神経が昼夜バランスよく働いていれば健康で、何の不調も起きません。しかしこのバランスが崩れると病気や不調が起こりやすくなります。

現代人は交感神経緊張型のタイプが多く、そのためリラックスが出来ない傾向にあります。それゆえ緊張・興奮による症状を訴えている人が多いのです。

自律神経のケアはまず交感神経の興奮を鎮め、次に副交感神経を刺激してリラックスさせてバランスを取る必要があるわけです。

2. 精神的な影響は…

自律神経は肉体面よりも精神面(怒り、悲しみ、不安、悩みなど)の影響を強く受けます。

従って肉体的にリラックスしていても、精神的に興奮している状況では完全なリラックスは得られません

特に50代の忙しい女性は、日常生活の精神的なプレッシャーで常に交感神経が興奮しています。

50代女性に起きやすい理由

50代の女性は閉経前後の約10年間の更年期があります。

更年期になると卵巣が働かなくなり、女性ホルモンが急激に減ってしまいます

すると脳(視床下部という)が混乱を起こし、隣接する自律神経がその混乱のあおりを受けてしまうのです。

その結果、自律神経はバランスを崩し、体に症状が出て来るというわけです。

仕事やストレスとの関係

自律神経の乱れは仕事に大きな影響を与えます。またストレスとも密接な関係があります

仕事については集中力や記憶力の低下で業務速度が落ちたりミスが目立つようになります。

そしてイライラなどから周囲に強く当たって人間関係が悪化したりもします。

また50代は仕事や家庭でも責任が増える年代なので、これらが複合的に重なって交感神経が亢進し、大きなストレスとなって不調が表面化しやすいのです。

指圧で改善できる理由

指圧には大きく昂ぶった交感神経を鎮める働きあります。同時に副交感神経を刺激して体をリラックスさせ、くつろがせる働きがあります

一般に興奮した神経を鎮めるにはゆったりした刺激が必要で、このような刺激(副交感性の刺激)を加えると体はリラックスして症状が改善されるのです。

指圧には加圧と減圧の間に「静止」する時間があって、これがゆったりした刺激を作ります

そしてこれが副交感神経を刺激し、それを60分ほど行う施術後には強い休息感が得られるわけです。

さらに施術を重ねる事でリラックスやくつろぎ感が定着し、症状も徐々に改善して行きます。

当院の考え方

自律神経は肉体と精神、特に精神面の影響を強く受けますので、ケアの目標を体を弛め、リラックスして穏やかな気分になって戴く事を目標として施術をしています。

特に50代の忙しい女性は精神的、肉体的にゆとりのない場合が多いので、指圧で体の緊張を解き、そして漢方の「経絡」を活用して内面的な気づきやアドバイスに力を入れております。

このような心身両面からのアプローチは、体にとって片寄りがなく、穏やかに作用すると考えています。